木のぬくもりを、紙のように使う。「木の紙」がつなぐ自然と暮らし
「木の紙」は、まるで紙のように扱える“木”という新しい素材です。木の香りや温もりをそのままに、印刷ができる、はさみで切れる、折れる──そうした紙の機能性を併せ持つことで、木という素材をもっと身近に、もっと自由に使えるようにしました。
木材の可能性を広げるこの素材は、国産の間伐材や地域材などを使ってつくられています。自然への負荷を抑えながら、持続可能な森林循環に貢献できる点も、「木の紙」の大きな価値です。
そして「木の紙」の本質的な魅力は、手に取った人が自然や森林について考えるきっかけを持てること。名刺やポストカード、ワークショップ素材など、日常の中で気軽に使えるこの紙には、「これって木なの?」「どこで育った木なんだろう?」という小さな気づきが生まれます。普段意識しにくい森の存在を、さりげなく生活の中へと差し込む力があるのです。
また、印刷や加工に対応しているため、企業のブランディングツールとしても高い評価を得ています。環境配慮や地域資源活用への取り組みを、手触りと視覚を通じて伝えることができる「木の紙」は、ストーリー性のある素材として、販促物やノベルティなどにも活用されています。
紙のように使えるけれど、本物の木。だからこそ、一枚一枚に表情があり、節や木目の違いから自然の豊かさを感じ取ることができます。見て、触れて、香って──五感を通して木を体験できる「木の紙」は、使う人の感性を刺激し、森との距離を縮めてくれる存在です。
「木の紙」は、家具や建材にするという従来の木材利用とは異なる、新しい木の活かし方を提案しています。もっと自由に、もっと身近に。木を使うことが、森を知り、未来を守る第一歩になる。そんな想いを、手のひらサイズで届けてくれるのが「木の紙」なのです。